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2024年4月28日(日)開場13:30 開演14:00入場料無料、全席自由 場所:右京ふれあい文化会館 嵯峨野線「花園駅」下車(南へ徒歩約5分) 指揮若林 義人(龍谷大学吹奏楽部 桂冠指揮者) 児玉 知郎(龍谷大学吹奏楽部 コーチ) |
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この曲は、作曲者である酒井格によって1988年に作曲された吹奏楽曲である。『たなばた』と呼ばれることが大多数であるが、正式名称は『The Seventh Night of July』である。作曲当時、酒井氏はまだ高校生であった。彼はプログラムノートにこんな一言を残している。
「当時、高校の吹奏楽部に所属していた私が親しんだ数多くの作品に影響を受けています。」
このコメントの通り、この曲にはJ.バーンズの『アルヴァマー序曲』や童謡『たなばた』のメロディーなど、様々な場面で色々な曲のフレーズが聴こえてくる。実は、作曲当時に人気であった斉藤由貴や渡辺美里の曲のフレーズも聴こえてくるとか…。実に色彩豊かであり、ユーモア溢れる一曲である。曲の中間部分では七夕伝説になぞらえ、織姫〔アルト・サクソフォン〕と彦星〔ユーフォニアム〕が再会する情景が描かれており、またこの掛け合いも実に情緒的な音楽である。
一年を通して最もロマンチックな日、それは七夕の日であろう。七夕伝説とはまさに恋の物語。そして恋とはアパッショナートでありロマンチックなものである…!是非、皆様には大切な“その人”を胸に想いながら聴いていただきたい。
ハンガリー東部に辺り一面平坦な大草原が続く領域がある。この領域をハンガリー語では“プスタ”と言い、“何もないこと”を意味する。一見、大草原は何もないように見えるかもしれないが、一歩踏み入れれば果てしない自然の素晴らしさを目に見張るだろう。このように連想される風景こそが、J.ヴァンデルローストが作曲した『プスタ﹄なのである。
ヨーロッパの作曲家であるJ.ヴァンデルローストは、プスタで放浪生活を送るロマ(移動型民族)の伝統的な舞曲に着想を得て本作品を生み出した。ロマの舞曲は起伏が激しいことが特徴であり、本作品も同様に速度や強弱が目まぐるしく変動する。
第1楽章は、主題速度の変化からロマたちの高揚感が感じられる。次いで、草原の夜の星空を連想させるような、ロマの幻想的な奏でられる2楽章から一転し、第3楽章では、強くチャルダッシュの特徴が見られる中に、熱情的な踊りを思い浮かべることができる。そして第4楽章、全体が熱を帯び、興奮冷めないままに最終音が鳴り響く。プスタの雄大な自然を感じながらお聴きいただきたい。
この曲はA.リードが1972年に作曲した大人気の吹奏楽曲で、変化に富んだ曲奏から吹奏楽における古典的名曲として好まれている。アルメニアのクラシック音楽の父と呼ばれるコミタス・ヴァルダペットが収集したアルメニア民謡集に基づいて作曲された。
作品の冒頭にふさわしい堂々とした金管楽器のファンファーレから始まる『あんずの木﹄、ヤマウズラの歩きまわる様子を表現した『ヤマウズラの歌﹄、独特なリズムの『おーい、僕のナザン﹄、雄大なアラギャズ山を歌った『アラギャズ﹄、スピード感溢れる『行け、行け﹄の5つのアルメニア民謡から構成されている。華やかな場面から落ち着いた場面まで、吹奏楽が持つ様々な魅力が詰まった一曲である。
「演歌」、その始まりは明治10年代にまで遡る。まさに、日本の大衆音楽の真骨頂、これこそ日本人による日本人のための音楽と言えよう。
今回は、名だたる演歌ナンバーの中から大ヒットを博した5曲をメドレーにしてお送りする。石川さゆりの『津軽海峡・冬景色』、森進一の『おふくろさん』、美空ひばりの『愛燦燦』、北島三郎の『まつり』、テレサ・テンの『時の流れに身をまかせ』である。どの曲も、必ずどこかで耳にしたことがある曲ではなかろうか。まさに“伝説”と言える曲である。
今回は吹奏楽アレンジということもあり、ところどころに登場するソロにも是非注目してお聴きいただきたい。ソロ楽器は…、聴いてからのお楽しみということで…。
音楽とは会場にいる全員で楽しむものである。是非、曲に合わせて口ずさんでいただければ我々としては嬉しい限りである。
世代を超えて愛されてきた昭和〜平成ポップス曲を、以下の順番で5曲お届けする。
1990年代から『LOVE マシーン』(モーニング娘。)、1980年代から『セーラー服を脱がさないで』(おニャン子クラブ)、『赤いスイートピー』(松田聖子)、1970年代から『UFO』(ピンク・レディー)、そして2000年代は『会いたかった』(AKB48)。
20代から70代まで幅広い年代が所属する弊バンド。各自の青春時代の名曲で自然と気合が入っている姿は、客席から見ていてもお分かりになるだろう。
戦後を明るく照らしたスター歌手と言えば、2023年度後期放送のNHK「連続テレビ小説」『ブギウギ』でモデルとなった笠置シヅ子氏が思い付くだろう。直立不動で歌うソロ歌手が主流の中、躍動感あるリズム楽曲と派手なダンスパフォーマンスから“ブギの女王”と呼ばれた。そんな革命的な同氏とタッグを組んでヒット曲を生んだのが作・編曲家の服部良一氏である。
服部氏はジャズ、タンゴ及びブルース等をいち早く取り入れ、独自の歌謡曲のスタイルを築き、総作編曲数は3,000曲以上と言われている。本日は、“日本ポップスの父”のヒット作から『東京ブギウギ』、哀愁ある抒情豊かな旋律が美しい『蘇州夜曲』、映画の主題歌でもある『青い山脈』3曲を厳選し、メドレーで演奏する。
今となれば、『ブギウギ』を観ていなかったことを後悔している…。